外壁塗装はしなくても問題ない!?
投稿日:2019.9.13 更新日:2023.6.26
「家が汚れてきた」
「外壁の色が褪せてきて、古く見えてきた」
外壁や屋根の塗装は、様々な理由をきっかけに考え始めるかもしれません。一般的に塗装とはどんなイメージを持たれますか?
古くなっているところに色をつけて外観を生まれ変わらせる、このようなイメージが強いのではないでしょうか?外観だけの問題なら、そもそも塗装は本当に必要なのでしょうか?もし、建て替えや新築をご計画している場合はどうでしょうか。
本日はこのような「外壁塗装は本当に必要?」「外壁塗装はしなくても問題ない?」といった疑問にお答えしていきます!
目次
【1.「10年経ったら外壁塗装」は本当に必要か?外壁塗装の相場は?】
「家を建てて10年たったら、外壁塗装」という方は多いと思います。
10年サイクルで塗装にお金がかかるのか……このようなことでお悩みの方も多いかもしれません。
「10年たったら外壁塗装」は本当に必要か?と聞かれましたら、私達は塗装店なので「塗装が必要です」とお答えしたいのが本音ですが、実際のところはお客様のご希望とお家の状況によっておすすめできるかが異なるのが実情です。
外壁塗装に掛かる費用についても確認しておきましょう。外壁塗装の相場価格は51〜120万円ほど。それも一度行えば終わりというわけではありません。日本の戸建住宅の寿命は30年ほどとされています。
寿命を迎える間に2回、3回と塗装工事を行う必要があります。塗装工事だけでも多くのお金が必要になりますので、工事を躊躇してしまうのも頷けることかもしれませんね。
【2.塗装工事はなぜ必要?目的は「劣化からの保護」「防水性向上」「美観性向上」「機能性付加」の4つ】
それでは塗装工事をしなくてもいいのかというとそうではありません。まず塗装工事をする目的を押さえていきましょう。外壁塗装や屋根塗装の一番の目的は、家の外装(屋根・壁)を保護すること、家の防水機能を向上させることが目的です。
屋根や壁は紫外線を浴び続け、風雨にさらされ劣化が進みます。
材質により劣化の速度は異なりますが、それでも劣化しない素材なんてものはありません。
塗装はその劣化を遅らせることが目的であり、塗装をすることで塗膜が保護膜となり、長持ちさせることができるのです。
また塗装工事で重要なのが、コーキングや漆喰などの屋根材や外壁材の隙間を保護する工事です。これら防水をすることで、家の寿命は長くなります。
経年劣化した建物は性能が低下するだけでなく、外観の見栄えも悪くなります。汚れが目立ったり、コケが生えていたりすると建物も古く見えてしまうでしょう。よく塗装は見栄えを整えるためだけと言われることがありますが、外観を整えることは、性能を維持することにもつながるのです。
【塗装工事をすることで得られる効果】 |
・風雨や太陽光による劣化から建物を保護できる ・防水性能が高くなる ・建物の見栄えがきれいになる ・機能性を付加できる |
塗装をする効果を知らなければ、中々工事をしようと思えないはずです。塗装は建物を長期的に維持するために必要なメンテナンスですから、必ず塗装する目的を押さえておきましょう。
【3.塗装をしないとどうなるのか。】
塗装は屋根や外壁、付帯部に行います。もし、これらの塗装が疎かになってしまったらどうなるでしょうか。
塗装をする目的と一緒に、塗装しないとどんなリスクがあるかも知っておきましょう!
【屋根を塗装しなかったらどうなる?】
屋根は風雨や太陽光に直接さらされる非常に傷みやすい場所です。ですが、すべての屋根に塗装が必要というわけではありません。
塗装が必要な屋根は「スレートやセメント瓦などのセメント系屋根」と「金属屋根」です。塗装をしなければ、15年もすると一般的な屋根は剥がれや割れ、錆びなどが目立つでしょう。見栄えが悪くなるだけでなく、屋根材の損傷につながります。
屋根が一部剥がれたり割れたりしても、屋根材の下にはルーフィング(防水シート)と呼ばれるシートが張られているため、すぐに雨漏りするわけではありません。
防水紙は屋根防水の要とされる重要な防水層です。ですが、防水シートも経年劣化をしますので、放置しておけば雨漏りへとつながります。
屋根塗装についてはこちらの「屋根塗装はしたほうがいいの?必要性と屋根塗装工事の流れ」をご覧ください。
【外壁を塗装しなかったらどうなる?】
つづいて外壁ですね。外壁は塗装だけでなく、コーキングのことも考えなければいけません。コーキングは建物の隙間を塞ぐ充填剤でして、防水性と気密性を保つ大事な役割を担っています。
コーキングは塗装よりも先に劣化します。それも東側や南側の日がよく当たるところから劣化し始めます。コーキングが劣化するとひび割れや破断、隙間などの症状が現れ、外壁内部に水が入り込みやすくなります。一般的なコーキングの耐用年数は5〜10年ほどですから、メンテナンスは外壁塗装と一緒に行われることが多いです。
コーキングが劣化すると外壁内部に水が入り込みやすくなります。そして雨漏りを引き起こすリスクが高くなるのです。(壁からの雨漏りも実は結構多いのです。)
さらに外壁材は塗装をしなくても、一般的な窯業サイディングであれば、20年程度は問題なく持つでしょう。(気候や立地条件にもよります。)
ただし防水という最低機能は維持できたとしても、汚れやくすみなどは目立つようになってきます。
屋根にしろ壁にしろ、塗装で保護できないほど劣化が進行すると、葺き替え、張替えが必要になるのです。
外壁塗装と雨漏りの関係性についてはこちらの「外壁塗装しないと雨漏りするって本当?」をご覧ください。
【付帯部を塗装しなかったらどうなる?】
付帯部というと、なんとなく外壁などの主要な部材のおまけという印象を感じてしまいますが、けっしてそうではありません。付帯部には「雨樋」や「破風板」「軒天井」など建物には欠かせない部材がたくさんあります。
付帯部も風雨など外的なものにさらされているため、年数とともに劣化してきます。例えば雨樋が不具合を起こしてしまえば、水漏れを起こして外壁や基礎を汚し、劣化を早める原因を作ってしまいます。
劣化が進めば塗装ではなく、交換が必要になる場合もあり、工事費も掛かってしまうでしょう。塗装というと外壁や屋根をメインに考えてしまうかもしれませんが、付帯部も定期的に塗装しておく必要があるのです。
付帯部塗装についてはこちらの「外壁塗装の付帯部とは?おすすめの色や塗料の選び方も解説!」をご覧ください。
【4.結局、塗装は必要なのか。長期的に考えて計画を立てることが大事!】
こういったことを踏まえたうえで、原則は10年に一度の塗装は必要です。
しかし、きちんと今後の住宅計画も考える必要があると思うのです。
例えば、引っ越しをする可能性がある、家族が増えて家を増改築する可能性がある、などといった場合には、コーキングだけにしておくなど、様々な選択肢があって良いと思います。
特に必要だと思うのは、
・今後、引っ越す予定も、増改築する予定もない場合。
・家を新築して、10年以上たっている場合
この2点だと思います。
10年前に塗装をされた方は、だいたい20年以上は経過しているはずです。20年以上経過していれば、窯業サイディングなら最後の塗り替えになる場合が多いです。
それ以外の選択肢としては、家の材質にもよりますが、張り替え、葺き替えを検討したほうが、一時的には金額は高くても、長い目線で見ればコストを抑えることもできます。
このように状況によって塗装が必要な場合とそうではない場合があり、適切なメンテナンス方法が異なります。
外壁塗装のタイミングについてはこちらの「劣化症状は外壁塗装のタイミング!劣化するとどうなる?」もご参考にしてください。
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