現場レポート

笛吹市T様邸、屋根上塗り ガルバニウム鋼板 ファインパーフェクトベスト

投稿日:2019.4.14 更新日:2025.10.9

屋根の上塗りです。
ラジカル制御型塗料 日本ペイント ファインパーフェクトベストです。
今日はセメント瓦とモニエル瓦の塗装の違いを教えます^_^
セメント瓦とモニエル瓦、見た目が非常に似ています。
違いの見分け方は断面を見ると分かります。
断面がツルツル平らなのがセメント瓦、ザラザラなのがモニエル瓦です。
一般的の方なら、見分けがつかなくても日常生活に支障が出ることは全くないでしょう。塗装やさんの場合は大変なことになります。
下塗り材に間違ったものを使ってしまうと、すぐに塗料が剥がれてきてしまうからです。
モニエル瓦には表面の層の下に表面の層の下にスラリー層があり、ここが弱く塗装をしても剥がれてきてしまうのです。
しっかりと塗るにはスラリー層を除去するか、スラリー層を強化するシーラーやプライマーを使わなくてはなりません。
セメント瓦を塗るつもりで、モニエル瓦を塗ってしまうと剥がれてきます。以前にセメント瓦を塗装しており、今回も同じものだと思って塗ってしまい、剥がれてきてしまったというケースに苦しめられている業者はたくさんいます。
必ず事前にちゃんと調べて、それに適した下塗り材を使用する事がとても大切です!

 

破風板や雨樋など付帯部の塗装です。
雨樋を塗装する目的の多くは「美観」を良くすることにあります。ではなぜ、「美観」を良くすることを目的にする人が多いのか。書き出しにも少し書いていますが、雨樋自体の耐久年数は通常20年~25年、塗装部分は8年~10年程度で剥がれや退色等の症状が発生します。
そのため、雨樋の寿命が尽きてしまう前に、必ず雨樋の塗装部分に上記症状が発生し、みっともない外観になってしまっているお家がちらほらと見受けられます。
しかし、雨樋がそのような状態になってしまったからといって諦める必要はありません。
症状の度合いによりますが、塗装部分の劣化の症状ならば、再び塗装をすることで新築購入時のようなとても綺麗だったころの外見にすることができます。ただし、雨樋本体に穴が開いてしまうような劣化、変形、破損、金具の錆といった外傷に関しては交換が必要になるケースもあります。
あとは雨樋の塗装をすることで雨樋自体の劣化進行速度を遅らせることができます。
銅製の雨樋は塗装が出来ませんが、それ以外の塩ビや金属製の雨樋は塗装可能なので、外壁と一緒に綺麗にしましょう!^_^

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