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下地調整の重要なポイント1 コーキング処理

投稿日:2019.8.2 更新日:2024.4.28

外壁塗装工事では、ぜひ一緒に行っていただきたいのがコーキング処理です。

コーキングは建物の防水性を高める大事な工事。

 

塗装が古くなる頃にはコーキングも同じようにメンテナンスが必要な状態です。

外壁の中でもサイディングやALCは目地がありますから、塗装の際は忘れずにコーキング工事を行いください!

 

本記事では、コーキング処理について解説いたします。 

 

コーキングが担っている役割とは?

コーキングの役割はこちらの3つがあります。

 

・防水性を高める

・気密性を高める

・サイディングやALCなどの外壁材の干渉を防ぐ

 

防水性を高める

下地調整の重要なポイント1 コーキング処理

建物には隙間が生じますので、そこから水が入らないようにコーキングが充填されています。

防水性に密接関わるものといえば、それはコーキングが充填されているところなのです。

 

気密性を高める

下地調整の重要なポイント1 コーキング処理

気密性とは密閉性を示す性能のことです。

隙間があればそれだけ空気の流入が多くなります。

隙間を塞ぐコーキングは、気密性を高めることにも繋がります。

 

サイディングやALCなどの外壁材の干渉を防ぐ

下地調整の重要なポイント1 コーキング処理

サイディングやALCなどのボード型の外壁材は、隙間なく張ってしまうと、建物の動きにゆとりがなく、お互いに衝撃を与えるようになってしまいます。

外壁材同士が干渉し続けると割れてしまうため、目地を設けてコーキングを緩衝材として充填しています。

 

そもそもコーキングとは?

コーキングの役割は上記の3つではありますが、そもそもコーキングとはなにか気になりますよね?

コーキングは樹脂を原料とする防水を用途に用いる充填材です。

 

下地調整の重要なポイント1 コーキング処理

使用前は粘度の高い液体ですが、時間が経つと硬化します。

硬化したコーキングはゴムのように弾力性が出ます。

 

伸び縮みする状態になって建物の動きに対して追従できるため、外壁材の緩衝材として目地に使用されています。

ただし、地震への免震効果はありませんのでご注意ください。

 

下地調整の重要なポイント1 コーキング処理

そしてなによりも建物の性能の中で保たなければならないのが、防水性です。

コーキングは建物の隙間を塞ぐために用いられています。

 

コーキングが劣化すれば隙間ができて水が入りやすくなるということですから、内部に水が流れ込みやすくなります。

外壁の構造は、構造体、防水紙、胴縁、サイディングとなっており、水が入っても防水紙のところで水を堰き止めることができます。

 

そのため、コーキングが劣化してもすぐに雨漏りするということはそうありません。

ですが、それが長期間続けば劣化が早まってしまい、やがて雨漏りを引き起こしてしまうため、なるべくコーキングを劣化させたままにしないことをおすすめします。

 

外壁塗装におけるコーキング処理の方法は?

コーキングの施工方法は「打ち替え」と「増し打ち」の2つの方法があります。

これらの施工方法は状況に応じて使い分けるため、どちらの施工方法が優れているというものではありません。

 

ですが、コーキングは「打ち替え」で行うのが基本です。

「打ち替え」と「増し打ち」の違いはこのようなことがあります。

 

打ち替え:既存コーキングを撤去してから新しいコーキングを充填

増し打ち:既存コーキングを残してその上に新しいコーキングを充填

 

コーキングは確保する厚みが決まっており、10mm以上が推奨されています。

打ち替えが基本とされるのは、コーキング厚を確保できるからです。

 

それでは、なぜ「増し打ち」を用いるのかというと、水の侵入リスクがあるところに適しているからです。

窓などの開口部や入隅などは、防水紙を傷つけるリスクもあることから、「打ち替え」ではなくて「増し打ち」で行うのが一般的です。

 

ただし、増し打ちを用いるにしてもコーキングの厚みが薄くなってしまっては意味がありません。

増し打ちで行うにしても厚みを確保する必要がありますので、三角コーキングなど工夫して施工する必要があります。

 

「打ち替え」と「増し打ち」の違いは「外壁目地のコーキング打ち替え工事とはどんな工事?」で詳しく解説しておりますので、良ければこちらもご覧ください。

 

メンテナンス時期と劣化を放置するリスク

下地調整の重要なポイント1 コーキング処理

コーキングのメンテナンス時期は、耐用年数を迎える10年程度を目安にご計画ください。

外壁塗装とタイミングが被りますので、このことから塗装とコーキングをご一緒におすすめしている理由です。

 

現在では塗料の耐久性が向上しておりますので、当社はコーキングも高耐久なものをご提案しております。

オートンイクシードは耐用年数が20〜30年と高耐久となっておりますので、ぜひこちらもご検討してみてください。

 

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コーキングは外壁塗装と一緒に行いください!

下地調整の重要なポイント1 コーキング処理

大切なお住まいを維持するためには、塗装だけでなくコーキング工事も定期的に行う必要があります。

コーキング工事は外壁塗装の下地処理の工程で行われます。

 

建物の性能や塗装の耐久性に関わる重要な工程となっておりますので、塗装工事をするときは、この工程が適切に行われているかよくご確認ください。

 

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