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雨どいの役割と各部位の名称

投稿日:2019.2.20 更新日:2024.10.30

雨どいは雨水を集め、地面や雨水配管に排水するための設備です。

軒樋や縦樋など複数の部材を組み合わせて構成されており、総称して雨どいといいます。

 

雨どいも経年劣化し、10年くらい経っていると歪みや破損など不具合が起きていることがあります。

そんなときに雨どいの部材を知っていると、業者にどこの部材が壊れたか伝えやすくなり便利ですよ!

 

雨どいの部材数は多いですが、すべての部材を覚える必要はありません。

こちらでは、ぜひ覚えておいていただきたい雨どい部材をご紹介させていただきます!

 

不具合があったときに覚えておくと役立つ主要な雨どい部材

屋根から流れてくる雨水を受ける軒樋

雨どいの役割と各部位の名称

軒先に取り付けてあるのが軒樋です。

屋根から流れてくる雨水を受けて集水器へと流します。

水がスムーズに流れるように勾配(傾斜)がつけられています。

水漏れがあったときは軒樋が原因していることが多いです。

 

軒樋と縦樋を繋ぐ集水器

雨どいの役割と各部位の名称

軒樋と縦樋を繋ぐのが集水器です。

上合(じょうごう)とも呼ばれており、装飾を施したものもあります。

集水器は軒樋から流れてくる雨水を縦樋に流す役割があります。

風で位置がずれることがあり、隙間が生じるとそこから水漏れを起こします。

 

雨水を地面や雨水配管に流す縦樋

雨どいの役割と各部位の名称

外壁に沿って取り付けてあるのが縦樋です。

集水器から流れてくる雨水を地面や雨水配管に流します。

いくつか縦樋に付属する部材があり、角度をつけるのがエルボ、2本の縦樋を1本に集めるのが寄せマスです。

 

雨どいの役割と各部位の名称

下屋から1階の軒樋に渡すときも縦樋を使い、これを「這い樋(はいどい)」と呼びます。

這い樋は風であおられるので、飛ばされないように番線で結び動かないようにする必要があります。

 

覚えておくのは軒樋・縦樋・集水器の3つ

雨どいの役割と各部位の名称

雨どいの部材は他にも曲がりや飾りマス、止まりなどありますが、そこまで細かく覚えておかなくても大丈夫です。

必要なのは主要な軒樋、縦樋、集水器の3つだけです。

 

例えば、縦樋に角度がついているところ、軒樋を延長する部材など後の部材は言い換えが可能です。

軒樋と縦樋、集水器の3つだけでも覚えておくと、いざ雨どいを修理しなければいけなくなったときに業者に伝えやすく、円滑にコミュニケーションをとることができます!

 

屋根裏の天井を軒天井と呼んでいます

雨どいの役割と各部位の名称

雨どい部材ではありませんが、すぐ近くにあるので、ぜひ一緒に覚えておくことをおすすしたいのが「軒天井」です。

なぜ覚えておいていただきたいかというと、小屋裏に繋がっており、湿気に触れやすく傷みやすいためです。

 

また、意識しないと目に入らないところなので、いつの間にか劣化が進んでしまっていることがよくあります。

穴が開いていたり、剥がれていたりすると獣や害虫が侵入して建物に多大な被害を与えてしまうためご注意ください。

 

雨どいの役割と各部位の名称

屋根から雨漏りしたときに症状に出ることが多いのも気をつけておきたいポイントです。

水が染みた跡があったり、限定的な範囲で剥がれていたりしたら雨漏りを疑いましょう

 

雨漏りについてはこちらの「雨漏りが起きてしまった時の応急処置方法を解説」をご覧ください。

 

雨どいが壊れてしまったらどうなる?

少し地味な印象があるかもしれませんが、雨どいは建物にとって欠かせない設備です。

不具合があっても何も影響がないと思うかもしれませんが、実は雨どいに不具合があった場合、建物の劣化を早めてしまうかもしれません。

 

雨どいの役割と各部位の名称

例えば水漏れです。

雨どいから水が漏れると外壁が汚れて劣化を早めます。

地面が土だと泥はねでも汚れますし、長く水に打たれていると地面が抉れてしまいます。

 

雨どいから水漏れする原因は、経年劣化で継ぎ目に隙間が生じている、軒樋に落ち葉などのゴミが溜まって水を堰き止めている、集水器の位置がずれて隙間ができているなどが考えられます。

 

雨どいの役割と各部位の名称

積雪によって軒樋が崩落する事故にも気をつけましょう。

積雪があると滑り落ちて軒樋にのしかかり、その重みに耐えきれずに崩落することがあります。

屋根に雪止めを設置しておくと落雪事故を防ぐ対策になります。

 

また、自然災害による損害は火災保険をご利用できますので、もし損害を受けてしまった方は、ぜひ火災保険のご利用をご検討ください。

 

火災保険についてはこちらの「火災保険・地震保険の利用」でご紹介しております。

 

雨どいはいつ修理すればいい?

いかがでしたか?

雨どいにはいろんな部材がありますが、覚えておくのは、軒樋・縦樋・集水器の3つだけで大丈夫です。

 

10年くらいすると水漏れなど細かな不具合が出てくるので、このくらいの時期から点検や修理をご計画していただくことをおすすめします。

 

ほとんどの住宅に普及している塩ビ製の雨どいは、20年程度が寿命です。

20年目以降は修理だけでなく、雨どいを交換することもぜひご検討ください!

 

雨どい工事についてはこちらの記事でもご紹介しておりますので、あわせてご覧ください!

 

「雨樋の修理は必要?外壁塗装と一緒に検討していただきたい工事について」

 

「雨樋工事はいつすればいい?工事のタイミングを解説!」

 

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