現場レポート

南アルプス市A様邸、外壁塗装工事 下地処理

投稿日:2020.1.11

今回、まずはシリコンシーリングの撤去作業からになります。
変性シリコンシーリングは塗装が乗るのですが、シリコンシーリングは弾いてしまいます。
なるべく撤去するところから作業を進めます。
シリコンはコストパフォーマンスに優れており、ホームセンターでも一般的に売られています。しかし注意が必要なのが、シリコンを充填してしまうとシリコンオイルという油みたいなものが常に出続ける為、その上には塗装できません。ただし、専用プライマーを塗布すれば塗装可能な場合もあります。
コストパフォーマンスが優れてるがゆえ、ご自分で施工するオーナーさんが外壁補修等で使いがちです。
上記で説明したとおり、シリコンの上には塗料が塗れませんので、塗装する際は1回シリコンを撤去しないといけないという手間がかかってしまい、量によっては撤去代がかかってしまう場合がありますので注意が必要です。
変性シリコンは、シリコンと名前が付いてますが、上記のシリコンとは別物です。
硬化後はシリコン系のシーリング材と違い塗装可能ですが、塗料により若干、はじき・ベタツキが発生することもあります。
耐候性にはシリコン系程ではないがよく、周辺の非汚染性にもよい特性があります。
また、柔軟性がありムーブメントの大きい金属類への使用も可能な材料です。
サイディング仕様の家の目地に使われているシーリング材はほぼ変成シリコンです。
どこに何のシーリング材を使って良いかわからない場合はこの変成シリコンを使用するのが一番無難といえます。

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