屋根塗装下地処理と下塗りが重要な理由
投稿日：2023.2.27 更新日：2023.2.28
目次
屋根塗装は「下地処理」と「下塗り」が大事なことは知っていますか？
屋根は太陽の紫外線や熱、風、雨、砂埃など様々な要因によってダメージを受けています。
塗装が必要な時期になっていると、屋根が痛んでしまっているところがほとんどです。屋根が傷んだ状態で塗装しても密着性が悪く、長持ちしませんので、すぐに塗装がダメになってしまうのを防ぐべく、下地処理と下塗りを念入りに行うことが大事なのです。
本日は、これから屋根塗装をお考えの方に向けて「下地処理」と「下塗り」の重要性や作業内容についてお伝えいたします！
【屋根塗装を長持ちさせるためには「下地処理」と「下塗り」が大事！】
下地処理と下塗りの詳しい内容はこの後にご説明していきますが、なぜこれらの作業が大事なのかというと、塗装の耐久性や見栄えなどの品質にとても大きく関わっているからです。
屋根が傷んだ状態だと塗料の吸い込みが激しく、塗膜を均一にすることができません。この状態で塗装してしまった場合、耐久性が落ちるだけでなく、塗装ムラができて見栄えも悪くなってしまいます。
品質の高い塗装に仕上げるためには「下地処理」と「下塗り」は不可欠と言っても過言ではありません。それでは「下地処理」や「下塗り」とはどんな作業なのかご説明していきます。
【屋根塗装の下地処理とは？】
下地処理は塗装が密着しやすくなるように下地を整える作業のことです。
下地処理には「高圧洗浄」や「ケレン」「補修工事」「コーキング処理」などがあります。
以下に一つずつ作業内容をご説明します。
【高圧洗浄】
高圧洗浄は足場を設置した後に行う一番最初の下地処理作業です。高圧洗浄機を使い、水圧をかけて屋根を洗浄します。
屋根は何も遮るものがありませんので、砂埃やコケなどたくさんの汚れが付着しており、塗装が非常につきづらい状態になっています。
これらの汚れを洗浄してきれいな下地にするのが高圧洗浄を行う目的です。
【ケレン】
ケレンは研磨材を使って下地を磨く作業のことです。
ケレンの目的は「洗浄で落としきれない汚れや粉化物（白亜化した塗料など）、サビなどを研磨して除去し、塗装の密着性を高めること」と「荒れた下地を平滑にすること」などのために行います。
ケレンは「塗装の密着性」と「塗装の見栄え」にとても関わる大事な下地処理です。
屋根塗装では主に棟板金や水切り板金などでケレンを行います。
【コーキング工事】
コーキングは隙間を塞ぐ充填材でして、防水性や気密性を保つ目的で使用されます。
屋根塗装では棟板金の継ぎ目や水切り板金と外壁が接するところの隙間埋めなどに使用します。
コーキングは太陽の紫外線などで劣化し、水が入りやすくなるため、塗装前に新しくします。
屋根はルーフィングで二次防水していますので、水が入ってもすぐに雨漏りすることはありませんが、水が内部に入りやすくなっているとルーフィングの劣化を早める原因になります。
防水されていることが望ましいため、屋根塗装の時はコーキングも一緒に新しくすることをおすすめします。
コーキング工事についてはこちらの「外壁塗装と一緒におすすめしたいコーキング工事」をご覧ください。
【補修工事】
屋根は過酷な環境にさらされてダメージを蓄積しやすいところです。ある程度年数が経っていると、それなりの損傷や劣化があります。
よく見られる劣化症状が「屋根材の破損」「屋根板金の釘抜け」などです。
破損した屋根材は、風に吹き飛ばされる恐れがあり、まわりの建物や車を傷つけたり、人にぶつかってしまったりと非常に危険です。
屋根塗装では、損傷を起こしているところを補修することも大切な作業です。
【下塗りは上塗りとどう違う？】
次に大事な工程が下塗りです。屋根塗装は下塗りと中塗り、上塗りの3工程で行います。
中塗りと上塗りは仕上げ剤とも言われている上塗り用塗料使用します。それに代わって下塗りは、シーラーやフィラー、プライマーなどの下塗り用塗料を使います。
上塗り用塗料と下塗り用塗料は、それぞれ用途が違います。下塗り用塗料は塗装の土台となる性能を持っており、屋根塗装では必須の工程です。
シーラーなどの下塗り用塗料の効果は「塗装の密着性を高めること」と「塗料の吸い込みを防ぐこと」「下地を平滑にすること」などがあります。
傷んでいる屋根は塗料の吸い込みが激しいため、しっかり下塗りをしておかないと密着性の低下や塗装ムラができてしまいます。
また、遮熱塗料は下塗り用塗料にも遮熱性能の効果がありますので、性能を最大限発揮するために適切な材料選びが大事です。
屋根塗装の流れについてはこちらの「屋根塗装はしたほうがいいの？必要性と屋根塗装工事の流れ」をご覧ください。
【どんな作業をしているかわからない！手抜き工事を防ぐ対策！】
ここまで屋根塗装は下地処理と下塗りが重要だということをお伝えしてきました。
ここで注意しておきたいことが屋根は高所作業のため、どんな作業をしているかわからないということです。
適切な工事をしてくれる信頼できる業者ならいいのですが、残念なことに手抜き工事をする悪徳業者も中にはいます。
数は少ないかもしれませんが、はじめて屋根塗装をする方は、いくらか手抜き工事を防ぐ対策はしておいた方がいいでしょう。
手抜き工事を防ぐ対策は以下の方法があります。
【手抜き工事を防ぐ方法】
・見積もりをよく確認する（使用する材料名、下地処理や下塗りがされているか施工内容を確認）
・工事について業者から詳しく説明をもらう
・施工写真を撮ってもらう
・工事保証があるか確認する
・アフタサポートを行なっているか確認する
など
相見積もりを取ることも信頼できる業者と出会う一つの方法です。できれば数社声をかけて比較しましょう。
当社はお客様が安心して工事をまかせていただけるように工事保証やアフターサポート、施工写真など実施しております。無料診断も行っておりますので、屋根塗装をお考えの方はお気軽にご相談ください。
無料診断についてはこちらの「プロが見る無料診断」をご覧ください。
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