窓まわりのコーキングの劣化は雨漏りに注意!
投稿日:2024.5.8
窓や玄関などの開口部には水が入ってこないようにコーキングが打たれています。
外壁なら汚れや色褪せなど外観の変化に気づきやすいのですが、コーキングの劣化は放置されてしまっていることが多いです。
外観に変化がないなら大丈夫……と思っていませんか?
実は窓まわりのコーキングが劣化していると、その代償はとても大きなことに。
被害が出てしまってからでは遅いですから、未然に防げるように、本日解説する窓まわりのコーキングの劣化や雨漏り、メンテナンス対策などのポイントをしっかり押さえておきましょう!
なぜ窓まわりのコーキングが大事?
コーキングはホームセンターでも販売されているとても手軽に手に入れられる充填防水材です。
ご使用方法も専用のコーキングガンにセットしてコーキングを打ち出すだけと手軽に扱えて、よくDIYで使われている方もいらっしゃいます。
シーリングというのもありますが、現在ではコーキングと同じものとして扱われています。
まずはコーキングの役割を見ていきましょう。
コーキングの役割
コーキングの役割は主にこちらの3つです。
・水の侵入を防ぐため
・気密性を高めるため
・外壁材の損傷を防ぐため
それでは一つずつ具体的なことをご説明いたします。
水の侵入を防ぐため
防水とあるように水の侵入を防ぐために使用されます。
建物は隙間なく建てられているように見えますが、実は様々なところで隙間ができます。
もちろんそのまま隙間がある状態だと水が中に流れてきてしまうので、その隙間を塞ぐために使われているのがコーキングです。
気密性を高めるため
気密性とは密閉性を示す性能のことです。
現在の建物は高断熱、高気密が求められており、一定の性能を維持するために気密性も保たれていなければなりません。
コーキングは隙間を塞いで空気の流入を抑える効果があります。
外壁材の損傷を防ぐため
サイディングやALCなどのボード型の外壁材ならお互いの干渉を防ぐために目地を設けてそこにコーキングを打設しています。
コーキングはゴムのように伸縮性がありますので、その伸び縮みが外壁材の緩衝材になっています。
コーキング工事についてはこちらの「外壁塗装と一緒におすすめしたいコーキング工事」もご参考にしてください。
コーキングの劣化が雨漏りを引き起こす原因に!
コーキングは劣化すると防水性が低下して雨漏りのリスクを高めます。
外壁材の下には防水紙が張ってありますので、すぐに雨漏りするということはありませんが、なるべく放置しないことが大事です。
すぐに雨漏りしないならしばらく様子を見ても大丈夫、と思われるかもしれませんが、窓だけは少し事情が変わってきます。
窓は元々雨漏りしやすい構造となっておりますので、コーキングの劣化が雨漏りを引き起こす原因となることが多いです。
それでは、どうして窓から雨漏りしてしまうのか、その原因について次の項でお伝えします。
雨漏りについてはこちらの「雨漏りが起きてしまった時の応急処置方法を解説」をご覧ください。
どうして雨漏りの原因に?窓の構造について
窓は開口部とも呼ばれており、大まかな表現だと外壁をくり抜いて窓を取り付けています。
外壁を大きく開けるわけですから、当然一体になっているところと比べたら水が入りやすくなります。
そのため開口部のところは雨仕舞いがとても重要となります。
外壁をくり抜いたところは防水紙で覆い、窓を設置した後は隙間ができないように防水テープを貼ります。
その後、外壁を張ってからさらに窓のまわりにはコーキングを打設して隙間を塞ぎます。
窓を防水するポイントは2つあります。
一つは構造体を覆う防水紙や隙間を塞ぐ防水テープ。
もう一つは外側からの水の侵入を防ぐコーキングです。
このようにコーキングが劣化すると水が内部に入りやすくなり、内部の防水紙や防水テープの劣化を早めてしまいます。
なにもないところなら下に水が流れていきますが、窓の場合は元々水が入りやすい構造です。
窓まわりのコーキングが劣化していると雨漏りを引き起こすリスクが高くなりますので、適切なタイミングで新しく打ち直すことが重要です。
コーキングを打ち直す時期と施工方法
コーキングが劣化するとこのような劣化症状が現れます。
・ひび割れ
・変色
・縮み
・剥離
一般的なコーキングは10年程度が耐用年数となっており、上記のような劣化症状が発生していればメンテナンスのサインです。
当社では高耐久のコーキングもご用意しております。
詳しくはこちらの「コーキングについて」をご覧ください。
窓は水の侵入リスクがあるため、施工方法は「打ち替え」ではなく、「増し打ち」で行われるのが一般的です。
増し打ちとは、既存コーキングを残してその上に新しいコーキングを打つ工法です。
無理に古くなったコーキングを剥がそうとすると中にある防水紙を傷つけたり、隙間ができたりします。
増し打ち工法で行う場合は、コーキング厚が薄くなりやすいので、メーカー仕様通りの厚み(10mm以上)を確保できるように三角コーキングなど工夫して充填することが大事です。
打ち替えと増し打ちについてこちらの「コーキングの打ち替えと増し打ちの違いは?施工場所も解説!」で詳しく解説しております。
まとめ
外壁塗装ではコーキング工事も一緒に行われます。
窓以外にも外壁目地や部材の接合部、取り合い部などを施工しています。
窓の場合は雨漏りのリスクを高めますので、適切な時期にメンテナンスを行うことが大事です。
劣化に気がつきにくい場所ですから、メンテナンスのタイミングを逃さないように定期的に点検の実施をおすすめします。
LOHASは建物診断や見積もりを無料で行っておりますので、お住まいのことでなにかお困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。
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