現場レポート

南アルプス市N様邸、外壁・屋根塗装 洗浄作業〜軒天塗装

投稿日:2020.6.7 更新日:2025.10.16

まずは洗浄作業になります。
外壁や屋根に塗られた塗料は、毎日紫外線や雨風にさらされているので、年月とともに劣化して、少しずつ粉化していきます。
これをチョーキング現象と言い、この状態の外壁は、手で触ると白い粉が手につきます。
チョーキング現象が起こっている外壁に塗り替えすると、新しく塗った塗料が、粘着力がなくなっている昔の塗料と一緒に剥がれてしまいます。
そのため、高圧洗浄によって、古い塗料を取り除かなけれないけません。
また、旧塗料以外にも、カビ、藻、コケ、汚れなど様々な汚れを合わせて落とすことも、高圧洗浄の目的です。
特に、コケがひどい場合は、水に薬品を混ぜて噴射するバイオ高圧洗浄という方法もあります。

 

 

 

次は養生作業になります。
外壁の塗装工事を行う際に、塗装しなくても良い場所に塗料が付着してしまったり、天井や外壁を塗装中の塗料が飛び散り、隣の家の壁や車を汚してトラブルになってしまったりしては、良いリフォームとはいえません。
塗料がはみ出していると非常に見栄えが悪いばかりか、近隣とトラブルになるとその後の暮らしにも支障があります。
そんなことにならないために、塗装作業に入る前の養生が重要な役割を持ちます。

 

いよいよ塗装開始!
まずは軒天塗装からになります。
外壁リフォームの際に、ついつい盲点になってしまうのが軒天塗装です。
軒天は、その形状と環境の影響により塗膜が劣化しやすい部位です。
軒天塗装の塗膜の寿命を放っておくと、非常に面倒な状態へと導いてしまいます。
軒天塗装に注目し、建物の寿命を維持しましょう。
軒の下に入って上を見上げてみるとある天井が、軒天です。
一般的には建物の芯から450㎜程度出ているのが従来の軒の出であり、600㎜や900㎜の軒の出もあります。
現代の軒天は、軒天ボードやケイカル板等に白色の塗装を行っている事が定番です。
また、和風の建物の軒天は、羽目板等の木を使って木材保護塗料を塗布しているケースも多く見受けられます。
軒天の素材が劣化してしまったまま放っておくと、軒天に湿気や雨水により水分が溜まりやすくなり、すがもりの原因となってしまいます。
1度すがもりが起きてしまうと、野地垂木や野地板、破風板、構造材等も傷めてしまう場合があり建物に致命的な影響を与えてしまいます。
軒天塗装で数万程度で終わるメンテナンスが、20万も30万も補修費用に掛かってしまう事があります。
たかが軒天と思われるかもしれませんが、軒天の劣化は建物自体に大きな影響を与えてしまう大切な部分です。
そんな軒天を守ってくれているのが、軒天塗装です。
軒天は、その形状と部位から塗装の必要性は小さいと言われがちな部分ですが、それは大きな間違いです。
軒天塗装により軒天をいかに良い状態で保つかにより、建物の寿命を大きく左右させます。

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