屋根葺き替えをオススメする理由
投稿日:2019.12.26 更新日:2023.1.15
「屋根が古くなってきたらどんな工事をすればいい?」
こんな疑問が浮かんだことはありませんか?
屋根工事というと真っ先に浮かぶのが塗装だと思います。しかし、それなりに年数が経ち、屋根が古くなってきている場合は塗装ではなく葺き替え工事をおすすめします。
屋根葺き替え工事は、既存の屋根を一度解体した後で新しい屋根を施工する方法です。屋根葺き替えは建物のメンテナンスを行う上で重要なポイントになります。
本日は屋根葺き替えをおすすめする5つの理由と葺き替えできる屋根材の種類、屋根工事がなぜ大切なのかをお伝えさせていただきます。
【屋根の葺き替えをおすすめする5つの理由】
すべての建物に葺き替え工事をおすすめできるというわけではなく、建物の状態や既存の屋根材の種類によっておすすめできるか、おすすめできないかが変わります。
葺き替え工事でよく比較されるのが、カバー工法です。条件によってはカバー工法の方が適している場合がありますので、どんな理由で葺き替え工事が適しているのかチェックしましょう。
カバー工法についてはこちらの「屋根カバー工事をオススメする理由」をご覧ください。
屋根の葺き替え工事をオススメするのは、5つの理由に当てはまる建物になります。
【瓦屋根の場合】
1つ目の理由は、既存の屋根材が瓦屋根の場合です。
瓦屋根の場合には、屋根葺き替え工事以外にオススメできる方法がありません。屋根葺き替えと比較される屋根カバー工事は、瓦屋根では施工できないからです。
瓦屋根のメンテナンスでは、基本的に瓦の差し替えなどの瓦から瓦への交換になります。瓦屋根と同様に、屋根カバー工事ができない太陽光発電を搭載した屋根も、葺き替えをオススメしています。
【屋根材の劣化が激しい】
2つ目の理由は、屋根材の劣化が激しい場合です。
一般住宅で採用される屋根の素材は、瓦の他にもスレートや金属屋根があります。スレートや金属屋根の場合には、屋根葺き替えよりもコストを抑えた屋根カバー工事が可能ですが、経年劣化の激しい場合には屋根葺き替えをオススメしています。
【雨漏りしている】
3つ目の理由は、雨漏りしている場合です。
屋根から雨漏りしている原因の多くが、ルーフィングの劣化や寿命などによるものです。ルーフィングは屋根の防水を担う重要な役割があり、どんなに屋根材が新しくてもルーフィングが水を染み込むようになったら雨漏りします。
こうなってしまったらルーフィングを新しくしなければいけませんので、葺き替え工事が必要です。カバー工法もルーフィングを新しくしますが、雨漏りしている屋根の上に新しい屋根を被せる形になります。
今後雨漏りが再発する可能性を残しておくことになりますので、雨漏りしている屋根にはカバー工法ではなく、葺き替え工事をおすすめします。
【自由に屋根材を選びたい】
4つ目の理由は、自由に屋根材を選びたい場合です。
カバー工法は屋根重量の関係で選べる屋根材が制限されています。それに代わって葺き替え工事は、既存屋根を解体しますので、屋根重量の負担が少なくなり、葺き替えできる屋根材の種類に制限がありません。
屋根材の種類については後述しますが、スレートやアスファルトシングル、金属屋根など気に入った屋根材で屋根を新しくしたい方は葺き替え工事がおすすめです。
【下地の状態を確認したい】
5つ目の理由は、下地の状態を確認したい場合です。
屋根は野地板、ルーフィング、屋根材の3層構造になっています。カバー工法の場合、屋根材よりも下にあるルーフィングや野地板の状態を見ることができません。
カバー工法を採用するときは、野地板の状態を入念に調査しますが、屋根材に隠れてしまっていて目視で確認できるのもかぎられています。
野地板の状態までしっかり確認したい方は、カバー工法ではなく、葺き替え工事がおすすめです。
【葺き替えできる屋根材の種類】
屋根の種類で建物の印象も大きく変わります。葺き替え工事なら選べる屋根材の種類に制限がありませんので、気に入った屋根材で葺き替えることが可能です。
【瓦】
瓦には粘土瓦とセメント瓦があります。
粘土瓦は日本古来から用いられている屋根材で、粘土瓦にも陶器瓦、いぶし瓦、素焼き瓦などがあります。
セメント瓦はセメントを原料とする瓦に形状を似せた屋根材です。セメント瓦の部類に入るモニエル瓦というものもあります。現在セメント瓦を製造・販売しているところは少なくなっています。
瓦でネックなのが重さです。粘土瓦の場合、1㎡あたり約60kgあるため、建物への負担が大きく、耐震性では不利です。瓦は重量がありますので、耐震性を重視している現在では、あまり選ばれなくなっています。
しかし、建物の構造上、問題がなければ瓦で葺き替えることもできます。和風建築ならスレートや金属屋根よりも風格のある瓦の方が似合っています。
【スレート】
スレートはセメントを原料とする軽量な屋根材でして、現在住宅のほとんどの屋根に採用されています。
厚さが5mmほどと薄く、スタイリッシュなデザインが特徴です。多く普及していますので、デザインやグレード、価格などの種類が豊富に揃っています。
定期的に塗装が必要ですが、価格を抑えて屋根を葺き替えたい方におすすめです。
屋根塗装についてはこちらの「屋根塗装はしたほうがいいの?必要性と屋根塗装工事の流れ」をご覧ください。
【金属屋根(ガルバリウム鋼板)】
昔の金属屋根はトタンが使われることが多かったのですが、現在ではガルバリウム鋼板が主流になっています。
ガルバリウム鋼板は、亜鉛とアルミ、シリコンを組み合わせたメッキ層をもつ金属です。亜鉛とアルミのそれぞれの特徴を活かし、錆びにくく、耐久性に優れている特徴があります。
金属屋根には横葺きと縦葺きがありまして、縦葺きは立平とも呼ばれています。金属屋根は最も軽量な屋根材でして、1㎡あたり約5kg。軽量屋根にはいるスレートは1㎡あたり約20kgです。
耐久性と耐震性を重視したい方に金属屋根はおすすめです。
【アスファルトシングル】
アスファルトシングルはガラス繊維を基材にアスファルトを組み合わせた屋根材です。アスファルトが主原料ですから、瓦やスレート、金属屋根とは違い折り曲げられるほど柔らかい屋根材になっています。
柔軟性があり、ハサミで切断ができるため施工が容易なこと。1㎡あたり9kgと軽量ですから、耐震性の向上にもつながります。
また、アスファルトシングルは屋根材表面に天然石を施しているものもあり、一粒一粒の異なる色が美しいグラデーションを見せてくれます。
耐震性だけでなく、デザイン性も重視したい方は、アスファルトシングルがおすすめです。
【屋根工事が大切な理由】
屋根は建物を風雨から守る大事な構造体です。太陽光や雨、風など直接影響を受けますから、他のところよりも痛みが出やすく、雨漏りにも注意しなければいけません。
屋根を正常に保つにはメンテナンスが欠かせません。傷んだままにしておくと建物の寿命を縮めるだけでなく、普段快適におくれていた生活にも支障をきたしてしまいますから、適切なタイミングで屋根工事を行なっておくことが大切です。
屋根の葺き替え工事を行うメリットは、素材の軽い屋根材に変更することで耐震性を上げることができる点です。屋根カバー工事などに比べるとコストはかかってしまいますが、長期的な維持という観点だと屋根の葺き替えは建物にとって優しい方法です。
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