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外壁塗装の下塗り・中塗り・上塗りの役割とは?

投稿日:2019.5.8 更新日:2023.7.31

塗装工事というとどんなイメージがありますか?塗料をペタペタと塗るイメージでしょうか?実は、外壁塗装や屋根塗装は、ただ塗料を塗ればいいというわけではありません。プロの職人が行うものですから、当然ですがとても奥が深いのです。

 

塗装は下塗り→中塗り→上塗りの3回塗りが基本。このことは聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか?そして、塗装はちゃんと正しい方法で行なっていかないと塗料の効果を最大限発揮できません(塗料はメーカーが指定する施工マニュアルがあります)。また、屋根塗装の場合は塗装だけでなく、縁切りという工程があり、現在ではタスペーサーを設置するのが一般的でして、雨漏りを防ぐ大事な作業です。

 

当社のホームページに掲載されていますが、お客様がよく目にする塗料は、塗装工程の中で中塗りと上塗りで使用する塗料です。中塗りと上塗りで使用する塗料は「上塗り剤(または仕上げ剤)」と呼ばれており、建物の保護と機能性などの性能を持ちます。

 

そして、下塗りに使う塗料は「下塗り剤」と呼ばれており、シーラーやプライマー、フィラーなどの種類があります。下塗り剤は塗装の土台と言える大事な性能を持ち、それは下地への密着性や塗料の吸い込みを防ぎ、塗装ムラを抑える役割を担っています。

 

このように、下塗りと中塗り・上塗りは、作業目的がまったく違います。下塗りは塗装の土台となる工程ですから、上塗り剤がどんなにグレードの高いものを使用していても、下塗りの段階で間違った施工をしてしまえば、その性能も発揮されずにすぐ塗膜は剥がれてしまうでしょう。

 

このように下塗りと中塗り・上塗りで使用する塗料や目的が違うことがご理解いただけたのではないでしょうか?それでは次に各塗装工程を詳しく説明していきます!

 

【外壁塗装の3工程を詳しく解説!】

外壁塗装の下塗り・中塗り・上塗りの役割とは?

【下塗り(1回目)】

冒頭でもお伝えしたように、下塗りは塗装の土台となる大事な工程です。下塗りをする主な目的は「下地への密着性を高めること」「塗料の吸い込みを防ぎ、塗装ムラを抑えること」「凹凸になっている下地を平滑にすること」「細かいクラックを塞ぐこと」「下地の色が浮くのを抑えること」です。

 

下塗りは基本的に1回塗りですが、下地が傷んでいると塗料の吸い込みが多くなりますので、十分な塗膜厚を確保できないことがあります。このような場合は、1回で終わらすのではなく、2回、3回と塗り込んで、必要な塗膜厚を確保していきます。

 

下塗りについてはこちらの「外壁塗装の下塗りとは?塗装工程の違いと重要性を解説します!」もご覧ください。

 

【中塗り(2回目)】

中塗りから上塗り剤(仕上げ剤)を塗っていきます。上塗り剤は「建物を保護する」「色艶を持たせ、美観性を向上させる」「低汚染性や防カビ・防藻性など機能性を付加させる」などの目的があります。

 

塗装工事で使用する塗料は、樹脂塗料が一般的です。樹脂塗料には配合されている樹脂の種類があり、アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素などがあります。樹脂の違いで価格や耐用年数が変わってきます。

 

塗料についてはこちらから 

 

【上塗り(3回目)】

中塗り後は上塗りの工程です。ここでは同じ上塗り剤を塗り重ねていきます(塗装回数がわかるように中塗りと上塗りで色を分けることもあります)。なぜ、同じ塗料を塗るだけなのに、工程を分けているか疑問ですよね?

 

同じ塗料を塗るのなら一気に塗ってしまったほうが効率が良さそうです。しかし、それをしてしまうと硬化不良を起こし、塗装を一からやり直さなければいけません。塗装したての時は、まだ水分が残っている状態です。水分が残る状態で塗料を塗り重ねてしまうと、その水分が邪魔して塗膜を膨れさせてしまいます。

 

ですから、中塗りをした後は、塗装をしっかり乾燥させてから上塗りする必要があるのです。乾燥時間は天気や季節で変わりますので、的確な現場判断が重要です。

 

また、塗装は塗膜厚が大事です。上塗り剤は2回塗るのが基本です。しかし、塗料ののりが悪いことがあり、このような場合は塗膜が薄くなります。塗膜が薄いと塗料の性能を最大限発揮できませんから、2回だけで済ますのではなく、3回、4回と塗料を塗り重ねて、必要な塗膜厚を確保していきます。塗膜が薄いと色ムラが出るのも注意しなければいけませんね。

 

塗装工事の流れについてはこちらの「外壁塗装を始める前に確認!工事の流れと必要な期間を解説」をご覧ください。

 

【さいごに】

外壁塗装の下塗り・中塗り・上塗りの役割とは?

いかがでしたか?ここまでお読みになって、塗装工事は下塗り、中塗り、上塗りの最低3回塗装が必要であること、下塗りと中塗り・上塗りの役割が違うこと、塗膜の厚みが大切だということがご理解できたと思います。

 

当社のお客様の話になりますが、フッ素塗料で施工したのに3年で劣化してきてしまったとお問い合わせをいただき、無料診断で伺わせていただくと、メーカーが定める規定量で塗装されておらず、塗膜剥離などの劣化が見られました。よくよく思い出すと、フッ素なのに随分と安いなと思ったそうです。

 

塗装の良し悪しというものは塗装直後ではどうしてもわかりにくいもの。だからこそ、塗料はもちろん、施工の仕方も重要です。安かろう、悪かろうで後悔しないためにも、値段だけで判断しないでくださいね。

 

もちろん、LOHASではそんな施工はいたしませんのでご安心ください!
塗料メーカーが定める基準塗布量を厳守し塗布、乾燥時間も厳守するとともに、見たときにすぐにわかるよう、中塗り・上塗りの⾊分け施⼯も承ります。

 

LOHASは無料で建物診断を実施しております。これから塗装工事をお考えの方は、ぜひ当社の無料診断をご利用ください!

 

無料診断はこちらの「プロが見る無料診断」をご覧ください。

 

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