現場レポート

甲府市M様邸、外壁・屋根塗装工事 付帯部塗装

投稿日:2021.8.28

今日は付帯部塗装です。
付帯部とは、建物本体についているさまざまなパーツのことです。壁面と屋根以外の細かな部分すべて、と言い換えても構いません。
主な付帯部は、軒天、雨樋、雨戸、戸袋、破風板、鼻隠し、庇、笠木、水切り、化粧胴差などです。また、玄関ドアや窓枠、換気フード、シャッター、ベランダ、バルコニー、手すり、フェンスなども付帯部に含まれます。
三角屋根の妻側にある板を破風板、軒先にあって雨樋が付いている板を鼻隠しといいます。屋根の垂木の切り口を隠して見栄えをよくするとともに、屋根の強度を高めたり雨水の浸入を防いだりするのが主な役割です。
付帯部の多くは細かいパーツで、建物全体における割合は小さいため、無理に塗装しなくてもいいと考える方もいらっしゃるかもしれません。しかし、付帯部はしっかりと塗装をしておく必要があります。なぜなら、付帯部は建物の防水性に関わるパーツが多く、劣化すると建物全体の寿命を縮めてしまうことがあるからです。
たとえば、雨樋の塗装が不十分で劣化・破損すると、排水機能が低下して屋根からの雨が外壁にあたり、外壁の劣化まで早めてしまうでしょう。屋根の周囲にある破風板や鼻隠しが劣化すれば、そこから屋根の内部に雨水が入り込んでしまいます。「どうせ雨が当たらないから」と軽く扱われがちな軒天も、放っておけばいずれ腐食し、そこから雨水が入り込んで外壁に当たってしまうのです。
しかし、付帯部に塗装を行って防水性を維持すれば、建物のさらなる劣化を防いで寿命を延ばすことができます。加えて、付帯部の塗装は美観の修復にもなり、資産価値の維持につながります。外壁塗装は定期的なメンテナンスが必要なので、屋根や外壁と一緒に付帯部もしっかりと再塗装し、耐久性を保ちましょう。

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