塗装後の状態を長く保つために、自分で出来るメンテナンス
投稿日：2019.6.11 更新日：2025.10.6
塗装で新築のように生まれ変わったお住まい。
できたら長くこの状態を保ちたいですよね？
建物は常に風雨などにさらされて過酷な環境を耐えています。
どうしても年数が経てば劣化は生じてきてしまいます。
しかし、ちゃんと大切なお住まいを長持ちさせる方法があるのです。
建物の美観を保つということは、塗装後の状態を長く守ることにもつながります。
塗装後で美しくなったお住まいが長く維持できるように、ぜひこちらでご紹介する方法を試してみてくださいね！
お住まいのチェックポイント
建物はどうして劣化してしまうのか？
具体的なことを押さえている方はそう多くはないはずです。
雨や風などにさらされることや年数が経過することでだんだん傷んでくるということは常識的な感覚からもわかりきっていますよね。
ですが、この劣化要因を知っておくと今後、お住まいをメンテナンスしていく見方が変わってきます。
建物が傷んでくる原因は多岐に渡り、雨、風、太陽からの紫外線や熱、車や工場などの排気ガスなどが挙げられます。
塗装はこのような劣化要因から建物を守る機能が備わっています。
つまり塗装の劣化は建物の劣化を促進させるということです。
塗装の劣化にいち早く気づくことも大切なお住まいを長く維持するために不可欠です。
ここでは気をつけていただきたい劣化が生じやすい場所をご紹介します。
① 屋根が一番劣化しやすい
上記でお伝えしたように建物の劣化要因の一つに太陽の紫外線や熱の影響があります。
そしてこの影響を強く受ける場所が「屋根」です。
屋根は建物の中で最も劣化しやすい場所と言え、さらに劣化に気づかずにそのままにすると雨漏りするリスクだってあります。
屋根は劣化していることに早い段階で気づきたい場所の一つです。
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もし塗装前なら… |
| 屋根の塗装をご計画されている方は、ぜひ屋根と外壁をセットでご計画ください。 以前お伝えした通り（記事はこちら）、屋根と外壁を同時に塗装することで足場代の節約になり、トータルコストを低減できます。 このときに塗料は屋根の耐久性を優先にお選びいただくことをお勧めします。 なぜなら上記でお伝えしたとおり、屋根の方が過酷な環境にさらされており、劣化が進みやすいからです。 同グレードの塗料にしてしまうと屋根の方が先に劣化する可能性があります。 お勧めはフッ素塗料や遮熱塗料など耐候性に優れている塗料です！ |
② 南側の外壁の方が劣化は早い
建物を建てるときに方角はとても重要なポイントとなってきます。
きっと間取りなど建物をチェックするときは自然と方角がどちらに向いているか気にされていませんか？
通常、東側や南側のように日が差し込む場所にはベランダやリビングが配置されます。
そこで気づいていただきたいのが、劣化要因の一つにある太陽光です。
東側や南側は他の方角よりも太陽の影響を受けやすいため、劣化も早く進行することに注意しておきましょう。
③ 北側はコケやカビが繁殖しやすい環境
東側や南側は太陽の影響を受けやすく劣化も早く進行する。
それなら日陰ができやすい北側なら大丈夫ではないか？という疑問はありませんか？
たしかに太陽の影響は受けにくいのですが、北側はまた別の問題が生じてきます。
日陰ができやすく、風は通りにくくて湿気もこもる。
実はこのような環境だと、今度はコケやカビが繁殖しやすくなります。
コケやカビは建物の美観を低下させるだけでなく、保水性を保つようになり、劣化を促進させます。
コケやカビの対策は防カビ性や通気ができる透湿性の塗料を使うことが一つの方法。
また、塗装後ではコケやカビが繁殖しやすい環境に植物や道具箱など物を置かないこと（物を置く場合はできるだけ外壁から離すことがポイント）。
植え込みがある場合は定期的に刈り込み、外壁は水洗いすることでコケやカビの発生を抑えることにつながります。
お住まいが長持ちするお掃除方法
定期的に建物を水洗いしていただくと美観の維持や劣化の抑制につながります。
ただし、やり方を間違えるとかえって外壁を傷つけることになり、劣化を早める可能性があります。
また、高所での作業は転落する危険性があります。
高所作業は絶対にやらないようにしましょう。
それでは、こちらではお住まいを長持ちさせるお掃除方法をご紹介します。
お掃除方法の手順は以下の通りです。
① 基本は水洗い
② 高圧洗浄機は使わない
③ 柔らかいブラシ、スポンジを使用する
① 基本は水洗い
外壁のお手入れの基本は水洗いです。
気になる汚れがあったら水洗いしましょう。
② 高圧洗浄機は使わない
建物をきれいにするなら高圧洗浄機を使いたくなりますよね。
ホースで水洗いするよりも高圧洗浄機なら強力で効率も良さそうです。
しかし、塗装が正常なうちは高圧洗浄機を使わないことをお勧めします。
なぜなら水圧のかかった水で塗装を傷つけてしまうリスクがあるからです。
汚れは落ちるかもしれませんが、それと一緒に塗装まで削り取られてしまったら余計に劣化を早めることになってしまいます。
③ 柔らかいブラシやスポンジを使用する
こびりついてなかなか落ちない汚れは柔らかいブラシやスポンジを使用し、軽く擦って落とします。
このときに外壁を傷つけるような硬いブラシのご使用はお避けください。
外壁のお手入れ方法は、外壁メーカーのHPに掲載されておりますので、こちらもご参考にしてみてください。
さいごに｜困ったときはLOHASにお任せください！
塗装後の美しさを長く保つには、定期的なお手入れがポイントです。
劣化の症状が出やすい場所を把握し、汚れたまま長く放置されないように1年1〜2回くらいを目安に水洗いしましょう。
また、通気性を良くすることも大切です。
風通しが悪くなるとコケやカビが繁殖しやすくなります。
外壁にくっつけて物を置くとコケやカビが生えやすくなりますのでご注意ください。
最後にこれでも汚れやコケ、カビに悩まされていたり、高い場所での作業が必要だったりする場合は、無理せずにプロにお任せください。
LOHASは大切なお住まいの維持管理を全力でサポートいたします！
お住まいのことでなにかお困りのことがありましたらお気軽にご相談ください。
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