現場レポート

上野原市O様邸、外壁・屋根塗装工事 屋根塗装下塗り

投稿日:2020.3.8

屋根塗装下塗りシーラーになります。
なぜスレート屋根の塗装が3年くらいで変色するのか?
もちろん外壁より屋根のほうが過酷な条件にさらされています。
紫外線や酸性雨などもろに影響を受けるからです。
しかしスレート屋根用のシリコン樹脂塗料がしっかり塗られていれば3年で変色したりすることはありません。
ではなぜ変色しているのか?
変色しているほとんどが「弱溶剤といわれるシリコン塗料など」が塗られています。
弱溶剤塗料とは溶解力の弱い塗料用シンナーで希釈する塗料が弱溶剤塗料になり、溶解力の強く臭いも強いラッカーシンナー、ウレタンシンナーなどで希釈する塗料が強溶剤塗料です。
弱溶剤塗料は強溶剤塗料に比べ臭いもマイルドで灯油のような物なので塗装時の職人の体への負担や
環境面からみても現在の主流になっている塗料です。
弱溶剤塗料のもう一つの特徴は密着性が良いこと、家の塗り替えするときに昔塗られた塗膜があります、その塗膜をしっかりと洗浄して汚れが無くなればシーラーやプライマーなどの下塗りなしで弱溶剤塗料を塗ることはできます。
塗料カタログにもシーラー下塗りなしで密着しますと書かれていたためそれを信じて塗装業者は塗装します、確かに新しい塗膜は剥がれにくいのですが、汚れや弱った古い塗膜を高圧洗浄するとスレート瓦の素地が現れて白くなってしまうことが多くあり、素地が現れなくても水分や塗料を吸い込みやすくなります。
シーラーやプライマーを塗らないとスレート瓦用の弱溶剤上塗り塗料の吸い込みが激しくなり、
屋根を保護する塗膜としては不完全になります。
スレート瓦の吸い込みを止めるのとより密着性を高めるために下塗りは必要です。

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